Minitaur FirmWare v2.1 & Minitaur Editer 3.0 登場

やっと正式版のMoog Minitaur のアップデートがきました。
色々と変更のありましたファームウェアもやっと固まったようです。

Minitaur Editer 3 とファームウェア2.1 こちらから  MacHERE. WINHERE.

内容は前回の2.0.28とほぼ同じです。

Editerはバグがなくなりました。
プリセットがかなり使いやすくなり、安定した動作で画面の切り替えもボタンで可能。
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Logic AcidSound Vol.2

今回もLogic付属ソフトウェアでのAcidSoundの作り方を書いていきます。

まず前回のES Mのパラメーターのサンプルを紹介します。
こんな感じです!
カットオフもレゾナンス インテンシティも半分ぐらいまでがちょうどいいかと思います。
今回はES1を使ったサウンドメイクをしてみます。
いきなりですがパラメーターはこんな感じにセッティングしています。
このセッティングでほぼES Mと同じぐらいのサウンドがでます!
基本設定は同じなので、波形はノコギリ、カットオフ・レゾナンス・スロープは18db。
左下グライドも少し上げましょう。
若干違う部分として、インテンシティがADSR via Velになります。
上側が深さで下側がヴェロシティでの下限です。完璧にくっつけてしまってもオッケー。
アンプエンベローブが一番右側で三種類選べます。ADSR以外にしましょう。
最後にフィルターのモジュレーションのディケイが右下のDです。
Aはほんの少し上げてディケイは半分ぐらいまでサステインは少し。リリースは今回は下がっていますが、好みで上げてもいいと思います。
ADSRがフィルターとアンプで兼用です。なのでその辺りの音作りの柔軟性はないです。
今回は音の比較に動画があります!!
EQのAnalyzerで音のイメージを見てください。
カットオフが高音域から降りてくることが重要なんですね。
こんな感じで音作りをやってみましょう。

Logic TB-303 AcidSound Vol.1

今回はLogic9付属ソフトウェア「ES M」を使ってTB-303的な音作りの方法を実践してみます。

まず最初にこちらがES Mの画面です。

ES M

基本的にTB-303を意識した作りなんで始めから似たような音がでます。
フィルターの作りが非常にシンプルなんでフィルター入門に最適です。

まず左側がオシレーターになっており、Mixが波形の選択です。
TBでは波形はMixできないのでどちらかに振ってしまってください。
鋸波に設定して音程は16に設定。
Glideは若干あげておくと気持ち良い感じ。

真ん中部分がFilterセクションです。
カットオフ・レゾナンスそして右上に向かっていく部分がフィルターモジュレーション。
レゾナンスがTBよりも効きますね。
なのであまり上げすぎるとピュンピュンしすぎます。
カットオフの感じはおんなじぐらいでしょうか。
そしてIntがフィルターのモジュレーションのかかりぐあい。
Decayがモジュレーションのディケイタイム、効き始める時間ですね。
そしてVeloはベロシティでフィルターのモジュレーションのかかり具合だと思います。

最後にAmpセクションとオーバードライブ。
DecayはVolumeのDecayですね。音の伸びが変わります。
OverDriveはTBにはないパラメーターですね。
歪みがプラスされます。
個人的にあんまり使えるパラメーターじゃないかなと。。

とりあえず実践的な使い方。
レゾナンスを半分ぐらい上げてカットオフを絞っていく。
音が小さくなったらレゾナンスを上げていく。
そしてあんまりかかり過ぎになったらフィルターのDecayを上げていく。
こんな感じであんまりいじりながら色んな音の変化を楽しんでいけばいいと思います。

TB的に使いたい場合に大事なパラメーターはCutOff Resonance FilterIntensive FilterDecay AmpDecay Glide この辺りのパラメーターをコントローラーを持っている方は登録しておけばオッケーです。
これが分かっていればアシッドなサウンドは簡単に作れます。

色々いじって使ってみて下さい。

アンプ電源作成

アンプのヒスノイズが以前から気になっていたので改善するかどうかわかりませんが電源を作ろうと思います。
現在は12VのDCアンプを使っているので、問題はスイッチング電源にあるのだろうと思ったからです。
とりあえずパーツは揃いましたのであとは加工して、配線していくだけです。
ケースはいらなくなったPCの電源ボックスを使用します。
トランスはS.E.L SP-1205W で二回路12Vをとれます。
+ – 別々に準備し平衡させてアースに落とします。
これで音質がどのくらい変わるか非常に楽しみです。

JCM800コンデンサ交換

パワーが落ちたJCM800のコンデンサを交換しました。
回路図はここから落としました。
2203タイプなので100Wでパワー管は4本のタイプ。
コンデンサは全部で5個です。
奥にある青いのがコンデンサ。
新しく付けた物はJJのコンデンサ。
高さが以前の半分ぐらいです。
回路図と戦いながら電圧測っていきましたがとくに問題のある箇所はなさそう。
音は格段に良くなりました。
トランスも寿命なのかな。

コントローラーの設定 Vol.2

前回の続き、コントローラーの設定を進めて行きましょう。

今回はMPK49を使って設定しています。
まず前回のVol.1での設定方法でいくつかエフェクト等の設定を作ってください。
このような感じにいくつか設定しておきます。
次にモードの「モードなし」にボタンを追加して操作する音源、エフェクターの切り替えを行えるように設定して行きます。
まずコントローラーのボタンの設定がトグルの場合はモーメントに変更してください
そしてモードなしを選択してメッセージの登録を押します。
そのあと任意のボタンを押します。
特にメッセージの内容は気にしなくて大丈夫です。
初期設定だとVolumeが割り当てられるでしょうか。
登録は1つずつメッセージの登録を押して登録していきます。
7個登録しました。
そのあとパラメーターを変更していきます。
まずクラスを「モード変更」
モードを「任意の音源等」
値のモードを「ダイレクト」
に変更します。
これで基本的な設定は完了です。
いかがでしょうか?
ボタンを押したときに設定した音源などに印がついて変更されていれば設定は成功です。
もし反応がない場合などは左上のリンクのボタンがオフなっていないか確認してください。
Logicのパラメーラのアサインはバグなのか時折すべて消去されます。
今回も設定中になぜか突然消えるました・・・
MPKとの問題なのかロジック問題なのかわかりませんがなにか情報ありましたら.

MIDIのCCの設定値はhttp://ja.wikipedia.org/wiki/コントロールチェンジこちらを参考にして設定してみてください。
MIDIに関してはこちらの本などを参考にしてください。
少しでも音楽制作の役にたっていればうれしいです。
また次回もよろしくおねがい致します。

ロジック コントローラーの設定方法 Vol.1

今回はロジックを使った外部コントローラーの設定方法です。
MIDI入力をアサインしていき様々なパラメーターに割り当てることができます。
とりあえずお持ちのMIDIキーボード・コントローラーのコントロールチェンジをロジックの使われていないパラメータに変更しましょう。

今回はPCR−M1を使用しました。

まずは環境設定を開きます。
そしてコントロールサーフェスのグループの下の方コントローラアサインメントを開きます。

簡易表示とエキスパート表示がありますので、エキスパート表示を選択します。
まず一番左側のゾーンに自分の使用したい機種で分類します。
今回はPCR-M1を追加しました。

次に一つ隣のモードに使用したいソフトウェア音源などを追加します。
ES1とES2を登録してみました。
ここで分類しておくことによって同じMIDIチャンネルで複数の音源のコントロールを容易にします。
例えばES1の操作を登録したいときはモードをES1に変えてください。
クリックしたときに左側に黒丸がつきます。

ソフトウェア音源のインターフェイスとコントロールアサインメントの画面の両方を見える状態にしておきます。
そしてコントローラアサインメント右下のメッセージを登録ボタンを押します。
そのあとに自分の登録したいソフトウェア音源のパラメーターを操作します。(たとえばES1のCutoffなど)
操作した後に今度は自分のコントローラーの割り当てたいノブもしくはスライダーなどを操作します。
この操作を繰り返しすべての登録が終了したら、最後にもう一度メッセージを登録ボタンを押します。
これで登録が完了しました。

ここまでが基本的な登録の方法です。
この設定をしておくとオートメーションの書き込みが非常に楽しく、効率よくできるようになります。
操作したい音源が選択されていないと(黒丸がついていない状態)だと操作できないことに気をつけてください。
この方法でいろいろな音源、エフェクトなどを登録しておきましょう。

Vocoder Training Part2

今回も前回の続きのEvocの使用方法です。
前回はMain Stageを使いましたが今回はLogicでの作業で進めていきます。
今回は合成ソースにES2を使います。
EVOC20のシンセはあまり優れていないため、こちらの使い方の方がより表現の幅が広がるでしょう。
まずはソフトウェア音源の新規トラックを作ります。
そして音源を挿入します。
今回はこの部分にES2を使用します。
この方法はソフトウェアシンセや外部音源など特に指定はありませんので、お好きなものをセレクトすることができます。
ES2など音源を挿入したら次にInsertに
EVOC 20 Track Oscillatorを追加します。
こちらがその設定画面です。
基本的に操作方法はEVOC 20とあまりかわりません。
ここから少し設定をします。
まずサイドチェーンに今回はLogic付属のループライブラリから
適当なサンプルを読み込み、Audio1を選択しました。
そして左上のAnalysys InをSide Chにします。
これで基本の設定は完了です。
もちろんサイドチェーンに前回のようにInputなどを挿入することもできます。
設定の基本画面はEVOC Part1をご確認ください。
明瞭な音声にするためにはなかなかコツがいるようでうまくいかないことが多いと思います
基本的なコツはこのような感じです。
1.分析信号のレベルの変化は少ない方がうまくいくためコンプレッサー等で圧縮する
2,人間の聴覚の特性上、高周波成分が聞き分けに使われているのでイコライザなどをつかって、特定の帯域を増幅、または減衰してみる。
3,歌声よりも比較的低音での話し声の方が良い結果が得られる。
また子音を明瞭に発音する。
いろいろと設定を試してみてください。
まだ自分自身わからないことが多くまた左下の、この部分もちょっと気になりますね。
Pitchを操作できるようなインターフェイスですね。
後はこの作った音をバウンスがうまくできなかったので、このやり方を次回に詳細を説明しようかと思います。
と思ったのですがこれはすぐにわかりました。
バウンスではなくて一度オーディオファイルに書き出せば問題なく再生できました。
ただmidiノートの頭の部分が別の小節にあり切れていたためうまく書き出せなかったようです。
これはよくやります。
頭になるべくきれいにそろえるには、midiノートをドラッグしつつcontrolキーを押しながら動かすと一時的にスナップが解除されますのできれいにそろえることができます。
いろいろな場面で使うことができますので覚えておくといいですね。

VOCODER Training Part1

今回はMain Stageを使ってVocoderの基本的な使い方を始めます。
まずは新規コンサートでOtherから基本コンサートを選択します。
このような画面が現れます。
Starter Patchのチャンネルストリップには初期設定では Suitcaseが選ばれてます。
音源はEVP88です。
これをEVOC 20PSに変えましょう。
コンプとEQはそのままで構いません。
まず起動すると初期設定ではボコーダーではなく、
どうでもいいシンセになっていますので設定をしましょう。

EVOC 20をダブルクリックするとこんな画面がでますね。
まずはSignalをSynからVocに。
そしてサイドチェーンをInput1にします。
これでとりあえずVocoderになりました。
マイクをInput1につないで音量を上げてみてください。
キーボードを弾きつつしゃべればOK。
ただ初期設定だとなにをしゃべってるかさっぱりわからないと思います。
詳細な設定をしていくためにまず各部がどうなっているのか確認します。
こんな感じみたいです。
合成セクションからまずはAttackがやたらに高いので下げましょう。
DualモードにしてみたりWaveを変えてみたり好きにいじってみてください。
Cutoffはできるだけ高めに、多少Resonanceをあげると明瞭感が増します。
この部分はフォルマントフィルタです。
上下に分かれており、上側が分析セクション下側が合成セクションになっています。
この部分はその人の声によりまた合成セクションでの音によって最適なセッティングが色々と変わってきますので、いろいろいじってみてほしいです。
左側にあるBandsをあげた方が入力信号を正確に再現できます。
このU/VDetectionは無声音と有声音を区別するためのセクションです。
まずSensitivityを高くするほど無声音がより認識されます。
真ん中のModeは無声音の部分を置き換える方法を選択します。
[Noise] 無声音の部分に雑音を補います。
 [Noise+Synth] 無声音の部分に、雑音の他シンセサイザーで合成した音を加えます。
 [Blend] 分析信号をハイパスフィルタに通して、無声音の部分に使います。
この設定ではSensitivityの調整は利きません。
Levelで補う信号の量を調整します。
これがVocoderのパラメータの主要部分です。
正直なところこのVocoderだけでは明瞭な発音には限界があります。
もう少し聞き取りやすくするために、まだ必要なステップがいくつかあります。
次回はもう少し複雑な使い方を設定していきましょう。